最近、カエルの鳴き声が減ったと思いませんか?

私の祖父が住む筑波山では、ひと昔前までは、ガマの油や四六のガマで有名なンヒキガエ(通称:ガマガエル)をよく見掛けましたが、ここ10年以上は一度もその姿を見ていません。


今では考えられませんが、夜になると、いつのまにか家の中に入ってきていたことがありました。まるで人の帰りを待っていたかのように、玄関前に居座っていたことさえあります。あの大きな体で、ただ黙って座り込んでいる姿は、なんともかわいらしく思えます。

カエルを外に返す際に、背中に目印として絆創膏を貼って、家に戻ってくることを楽しみに待っていたことがありましたが、さすがに戻ってきませんでした。

 近年、ニホンヒキガエルは生息環境の悪化により、個体数が減少しているといわれています。しかし、筑波山は多種多様な生物が暮らす自然豊かな山であり、彼等が暮らすには今でも絶好の場所のはずです。それにも関わらず、姿を消した理由はどこにあるのでしょうか。

驚いたことに、近年、カエルに限らず両生類が劇的に減少しているとの報告が、世界各地でされているそうです。その原因は明らかになってはいませんが、様々なが存在します。仮説の中には病理的なものもありますが、そのほとんどは人的要因によるものです。雄大な緑が広がる筑波山で、彼等がいなくなった理由も、この中にあるのかもしれません。


 彼らにまた会うためにはどうしたらよいか、山を歩きながら探ってみます。

(下町っ子)

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