南アルプスの前衛、千頭星山(標高2139m)と甘利山(標高1731m)に夜行日帰り登山。
シラビソの巨木には、樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣である、サルオガセがびっしりと付き、稜線の笹原は風も涼しく気持ちいい。
千頭星山は、国土地理院だと「せんとうぼしやま」だが、資料を調べて行くと、語源は、サル、シカ、イノシシなどの多猟地を意味する、「千頭(せんず)」であり、「星」は村界の標示である榜示(ぼうじ)が転じたと考えられる。したがって自分的には「せんずぼしやま」となります。
山本周五郎の小説『山彦乙女』の最後の場面で、娘は江戸を捨てた若者と甘利山に登る。夜露が音もなく降りてくる静けさの中、仲秋の名月に照らされた「雪の殿堂」のような白砂青松の鳳凰山を見る2人..ですが、甘利山〜千頭星山からだとちょっとしか鳳凰(三)山は見えなかった。(TI)
千頭星山


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